予告編を何度観てジムカミングスの声に何度泣いただろうか… プーさんに囲まれて育った一人としては、始終とにかくこの作品を作ってくれてありがとう…の気持ちでいっぱいで至福の時間だった。原作のAAミルンとEHシェパードへの敬意が強く感じられて、プーさんと仲間たちが目の前で本当に生きていた… 100エーカーの森の景色が細かいところまで本当に綺麗で、プーたちのキャラデザがリアルなぬいぐるみっぽいのに生き生きとしていて愛おしくて、原作とディズニー版の間の子くらいですごく再現力があって感動した。このキャラデザで他のプーさんの話実写化して欲しい… 原作のプーにもある台詞が出てくるたび懐かしさに包まれて涙が出る。
確かにクリストファーロビンが最初現実的でせっかく会えたプーさんを邪魔者扱いしたり、家族を後回しにし仕事優先な姿勢にイライラした。でもその描写があったからこそプーたちに再会しクリストファーの童心がよみがえる展開があり、考えさせられるプーの人生のシンプルな思想が大人にも楽しめる映画になったと思う。プーが特に好きでなくとも刺さる人にはグサグサ刺さると思う。EHシェパードのイラストが動くオープニングが始まった途端泣き出してしまったため、また観に行きます。
