ユカリーヌ

ある少年の告白のユカリーヌのレビュー・感想・評価

ある少年の告白(2018年製作の映画)
3.9
【過去に観た映画】2019.7.7

最初、時系列があっちこっち
して、分かりにくかったかな。

実話を元にした告白本を映画化。

牧師の父と母と息子の家族。
息子が同性愛者だと知った父は、矯正施設へ息子を参加させる。

“同性愛”は罪で、神に背いたことになり、それを“治す”という行為に驚く。
しかもそれがまだ最近のことだった。

自分を偽って生きることへの
疑問や憤り、施設のやり方の酷さ。

“正義”や“信仰”という名を
振りかざして行われる人格攻撃。

ニコール・キッドマン演じる母親が、息子を助けるシーンに
安堵した。
母親は、息子にはバカになる。
そうして、受け入れる。

ラッセル・クロウ演じる父は、
牧師という立場であり、
息子を思ってのことだと思うが、その判断は悲しく、
そうしないと行けなかったのも
理解できるだけに胸が痛む。

そして、息子を認め、
大人になってから、
「孫をみたかった」と
ぽつりつぶやいたのも切なかった。

しかし、ラッセル・クロウの体型が丸くなっててびっくり。
映画の最後に実際の家族写真が出たが、そっくりだった。
役作りだったのかな。

思想や思考、性癖にしてもいつもフラットでいたいとは思うが、様々な慣習や思考があるものだ。
ユカリーヌ

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