【過去に観た映画】2019.7.7
最初、時系列があっちこっち
して、分かりにくかったかな。
実話を元にした告白本を映画化。
牧師の父と母と息子の家族。
息子が同性愛者だと知った父は、矯正施設へ息子を参加させる。
“同性愛”は罪で、神に背いたことになり、それを“治す”という行為に驚く。
しかもそれがまだ最近のことだった。
自分を偽って生きることへの
疑問や憤り、施設のやり方の酷さ。
“正義”や“信仰”という名を
振りかざして行われる人格攻撃。
ニコール・キッドマン演じる母親が、息子を助けるシーンに
安堵した。
母親は、息子にはバカになる。
そうして、受け入れる。
ラッセル・クロウ演じる父は、
牧師という立場であり、
息子を思ってのことだと思うが、その判断は悲しく、
そうしないと行けなかったのも
理解できるだけに胸が痛む。
そして、息子を認め、
大人になってから、
「孫をみたかった」と
ぽつりつぶやいたのも切なかった。
しかし、ラッセル・クロウの体型が丸くなっててびっくり。
映画の最後に実際の家族写真が出たが、そっくりだった。
役作りだったのかな。
思想や思考、性癖にしてもいつもフラットでいたいとは思うが、様々な慣習や思考があるものだ。