賢太郎

ホテル・エルロワイヤルの賢太郎のレビュー・感想・評価

ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)
3.8
飛行機内鑑賞2本目。
タイトルと予告編から面白そうだな〜と思い140分余りの長尺を勇気を振り絞って鑑賞することに。結論から言うならば"良作"の部類の作品だったと思います。

"7人のワケありのお客が〜"というのはミスリードを誘うような謳い文句ですが、1人1人のキャラクターが成り立っていたのは良かったですね。しかも様々な事件が前後左右する時間軸の中で幾つも発生するので、序盤〜中盤にかけては息をつく暇も無いような展開が繰り広げられていきます。『ワンダー君は太陽』のように、1人ずつに視点がフォーカスされていき、それぞれの目的みたいなものが明らかになっていくのが面白い。しかも思惑通りにいかない。流石『cabin』の監督。何となくだけど似たような雰囲気というか通ずるものがある。ハマる人が間違いなくハマる映画を作るタイプなんだと思います。

終盤は"ある人物"が出てきてから緊張感が一気にクライマックスに。ルーレットの件では個人的には意外な結末でしたし、ある意味で"洗脳"の怖さみたいな部分も存分に描かれていましたね。にしてもクリス・ヘムズワースは『cabin』にも出ていたし監督と仲が良いんですかね?だいぶヤバい役でしたが凄くイキイキしてました笑。後『fifty shades of grey』シリーズのヒロインのダコタ・ジョンソンのこういう役も見れたのが嬉しかったかな。表情が印象に残る女優さんですね。

結末は「そうなるんだ」という感じでしたが、シチュエーションスリラーだったり、『cabin』あとは『get out』なんかが好きな人はハマれると思います。僕は好きなタイプの1作でした。

追記3/7
配信開始されるみたいですね!嬉しい😆
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