「魚人」ではなく、海に生きる人びとのドキュメンタリー。presented by Patagonia なので海の映像は最高に美しい。ジャケットはまるでポセイドンみたいなサーファーです。
素潜りで30mの深さまで潜ってスピアフィッシングする(モリで魚を突く)女性。彼女の後を追う映像が美しく魚になった気分。滑らかで軽やかな動き。おそらくカメラマンも素潜りなんだと思う。スキューバと違って泡がたっていなかったから。腰に着けた射った魚を狙ってサメが近づいてきても、これは私の夕飯だからと毅然としてお帰りいただくそう。
世界中の海峡を泳いで渡る女性リン・コックスさんが魚人大賞。イギリス海峡(ドーバー海峡より長い)、クック海峡、マゼラン海峡、喜望峰、チチカカ湖、南極等々、どの水温も低そう。アメリカとソ連のベーリング海を渡った時のニュース映像もあった。間3.7kmしかなく、かつては両国をまたいで住んでいるイヌイットが往き来できていたけど戦後通行禁止になったところ。レーガンとゴルバチョフは彼女が両国を結び冷戦を終わらせたという。
その他の魚人は、サーファー中心だった。
チューブライディングするサーファー。
ボディーサーフィンするシニアの父親とその息子。
恵まれない子供たちにサーフィンを教えるサーファーたち。
波の中に入って波を撮るフォトグラファーの写真がど迫力があって素晴らしかった。足などつかない大波が砕ける海に飛び込み泳ぎ、どうやって姿勢を安定させカメラを波に向けられるのか。
48分と短めだけど非常によくまとまっていて、映像の美しさを楽しめた。さすがpatagonia。
１回目は英語の字幕で、２回目は(知らないのに)中国語にしてみたら、すごく情感が伝わってきて、新しい発見だった。漢字の力すごい。
