さうすぽー

ニンジャバットマンのさうすぽーのレビュー・感想・評価

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)
3.6
自己満足点 71点

バットマン×忍者!
この二つの全然合わなそうで実は絶妙に合っているコラボレーションが誕生しました!

バットマンのキャラ達が、とあるヴィランのせいで日本の戦国時代にタイムスリップするという実に荒唐無稽な設定からスタートします(笑)

はい、これはもう完全に企画勝利だと思います😁

バットマンって意外と忍者と似てるところがあると思うんです。
色々な罠を仕掛けて敵を倒したり、コウモリの手裏剣を忍ばせたり、敵に正体を知られていない点だったり、意外と共通してるところがあります。

アニメーションのタッチも、コミックテイストと絵巻テイストが融合されている独特なものになっていて、それが映画のエッセンスになっています!

キャストも豪華ですね。
バットマン役の山寺宏一を始め、アニメ好きだったら知らない人はいないような声優さんが多いです!

そして、この映画はバットマンの仲間や数々のヴィランが出るというオールスター状態なのですが、一番良かったのはやはりジョーカーでした(笑)

「ダークナイト」以来の頭のキレるジョーカーでしたね!
ダークナイトほど精神的に揺さぶりをかけるわけではありませんが、彼がバットマンを追いつめる姿が描かれていたり、少しだけ「ダークナイト」っぽい所も垣間見えますが、基本的にはユーモアたっぷりに描かれていて、誰でも見易くなっています。

アクションシーンも格好いいです!
バットマン側のキャラクターはそれぞれのキャラクターらしくやっていたりしていて、それに仲間の忍者や武士達も加わるので、和風テイストのアクションになっていました!

ただ、バットマンやジョーカー、ゴリラ以外のキャラクターの描写が弱く感じてしまいました。
上映時間は85分とだいぶ短かったので、彼らがバットマンのいない間に何をやっていたか等を掘り下げて欲しかったです。

また、城を動く要塞にしたり、巨大ロボットが出てくる等、結構やりたい放題やっているので(笑)、人によっては「ごちゃごちゃしすぎ」とか「こんなのバットマンじゃない!」と思うかもしれませんが、あくまで大人達アニメスタッフの遊び要素なのでそんなに気にしなくて良いと思います。
強いて言うなら、突っ込みどころに笑ったりするのが醍醐味かもしれないです。

言うならば、この映画は大人達の真剣な「遊び」だと思います!

けど、アニメやアメコミ好きなら一度は観てみても良いと思える作品でした!
バカバカしくも面白いエンタメ作品になっています!