ENDO

できごとのENDOのレビュー・感想・評価

できごと(1967年製作の映画)
4.0
人間の執着心とは、こういうものだ。
ダーク・ボガードは、若く美しいジャクリーヌ・ササーヌに対して、欲望を抱きながらも、煮え切らない態度で接することしかできない。しかし、同僚のスタンリー・ベイカーはすでに彼女と関係を持っており、家族生活に支障が出るほど、ぞっこんになっている。大の大人2人が夢中になってしまうのだ。そしてあるaccidentがきっかけで、自体は動く。人間のドロドロした感情が作品の静謐さと、演出で表現され、鑑賞者をジワジワ蝕んでいく。ベイカーの役は実はエヴァの匂いのそれと同じようだが、ここでは主人公のライバルとして第三の男として登場するため、自意識過剰で滑稽に感じた。
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