オープニングのジリジリ迫るカメラが屋敷ホラー的不穏な空気を醸し出してる。ラストも含めてニクい演出である。(ホラーではないので注意)
『できごと(1967年)ジョセフ・ロージー』
ここにもダーク氏が出てくるせいか、どことなくヴィスコンティ作品っぽく見えてくるのだが、〝貴族ワールド全開〟じゃない分、こっちのがとっつきやすいかも知れない。意味深なカット割りからは、ほんのりニコラス・ローグ臭が漂ってきた。
おっちゃん2人と若い男女。男たちの視線は一点に集中。この駒が揃った時点でゲームは始まっているのである。。
この後、続けて「エヴァの匂い」も観てるのだが、スタンリー・ベイカーがこの2作合わせてかなりキモい。