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『二つの冠』に投稿された感想・評価

4.0
ポーランド映画祭2017にて鑑賞。マクシミリアン・コルベ神父の軌跡。映画では珍しい再現ドラマを組み入れたドキュメンタリー。アウシュビッツでの聖人の姿は博愛の勝利と言えるか。やはり信仰なしでは到達できぬ境地なのか…考えさせられた。
ポーランド映画祭@広島市映像文化ライブラリー
カソリック司祭マクシミリアン・コルベの伝記ともいえる作品。テレビ番組でよくある、記録映像と再現映像を組み合わせたドキュ=フィクションの手法で作られている。監督はミハウ・コンドラト、92分。2017年のカンヌ映画祭特別招待作品だそう。

強制収容所で他の収容者の身代わりとなった自己犠牲的な生き方、収容所生活での高い倫理性には圧倒される。無神論者であるぼくでさえ、このような人間を生み出したカソリック信仰に興味を持ったほどだ。

ただ、強制収容所についての知識そのものが、とりわけ日本の若い世代には欠けていると思われるので、ナチスが行った民族浄化全体についての資料が必要だろう。また、アプリオリにナチスを「悪」、ナチスの諸個人を「悪魔的な人間」と描くのは、すべての反ナチス映画の致命的な欠陥だと思う。

なぜなら、ナチスは特殊な状況で生まれた特殊なものではなく、ある種の必然性をもって生まれ国家権力の掌握に至ったからだ。イタリアやスペイン、さらにいえば日本でのファシストによる政権掌握と理由も背景も同じだ。

帝国主義国間による争闘戦が激化したとき、より脆弱な帝国主義国がファシズム化するにすぎず、先進帝国主義国自体がファシズムを生んだ元凶といってもいい。

民主主義国家群自体がファシズム培養装置であり、連合国が枢軸国に対して、つまり民主主義国家群がファシズム国家群を征伐する正義の黄金バットなどではないということだ。

ナチスを、そして天皇制ボナパルティズム日本を生んだのは、資本主義の最高段階としての帝国主義であり、植民地争奪戦に向けて国内での反戦派の一掃がその主要な動機であり目的。戦争に役に立たない、もしくは厭戦的傾向のあるものはすべて排除され圧殺された。

ポーランドは一方的な被害者といえるが、スペインなどの例を見るまでもなく、英米仏はファシズムを反共の観点から利用していたとさえいえる。

コルベ神父は1930年代の日本でも布教していた。彼の目に、中国侵略に突き進む日本及び日本人はどう映っていたのだろうか。