事故や事件などのいわく付物件も、一度人を住まわせることでクリーンな部屋に生まれ変わらせることができる!という不動産屋の都合の良い理屈のルームロンダリング。
天涯孤独で人との関りが苦手な御子が、そんな怪し不動産屋を営んでいる叔父からの依頼でロンダリングの協力をしている。
そんな御子には幽霊が見えるという親から譲り受けた特殊能力があり、ルームロンダリングの部屋に住むことで、そこで亡くなった幽霊と関わることに。
この映画を観るまでは、事故物件って恐ろしい不幸の場所というイメージでしたが、幽霊の気持ちや事情などを明るく描いていることで、恐ろしさが薄らぎました。
また御子の「幽霊より人の方が怖い」という言葉に、本当はそうなのかもしれないと思ったりも。
天涯孤独で自分の殻にこもっていても、イラストレーターになりたいという夢がある御子が、幽霊と関わることで、この世でやり残したコトや恨みを晴らし成仏させてあげるという素敵な話でした。
スケッチブックの絵なども良かったです。