【アンチDC、アンチマーベル】
大傑作『新感染』監督がNetflixで作った作品。役所広司似の冴えない男が突如超能力に目覚め、寂れた飲食街の立ち退き抗争と戦うという内容。
DCやマーベル映画を意識しながらも、悉く否定していく珍作だ。
何故男が超能力を得たのか、その真相は最後まで明らかにされない。他の超能力者は出てこず、相手はモブレベルの攻撃力しかない。徹底的にハリウッドのヒーロー映画あるあるを廃していく。そのアンチな精神についていけるかどうかが運命のわかれ道。
私は、残念ながらダメでした。強靭な力をもった男が、娘、飲食街の為に戦うのだが、手数が少なく、また力をもった故の葛藤が薄い。
なんかやりたいことは分かるしユニークなんだけれども、『新感染』のような凄まじさは感じられずガッカリしました。
うーむ、Netflixの劇映画は微妙なのが多いなー