あんなに不気味な場所で親と離されたら、怖いに決まってる。だから初っ端から千尋に感情移入してしまう。
鑑賞者のひきつけ方が素晴らしいです。何度見ても目が離せません。
湯屋っておもしろい。厳しく礼儀を教えるわりに、嫌なことは人に押し付けたりお金に貪欲だったり。
クサレ神と思われていた神さまの身体からゴミが大量に出てくるシーンはドキッとします。人間の(大人の)嫌な部分を見せつけられているよう。巨大化したカオナシなんて、それの典型ですね。
こんな環境で立派に成長していく千に対して、恥ずかしい気持ちになってしまう。
色んな解釈がありますが、私は今はそんな風に受け取っています。
親は知らないうちに子供に助けられているのかもなぁって気づきます。
老若男女楽しめる名作ですね。
金ローの最後に舞台化の案内がありました!
え?舞台化って大丈夫?だけど夏木マリさんの湯婆婆は観たい!
めっちゃ気になります。
どうかどうか、その頃にはコロナが収まっていますように。