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千と千尋の神隠しのあのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
4.8
映画館はやっぱりすごいな。金曜ロードショーで何十回も観たのに、たった一回の映画館が全て塗り替える。


いのちの名前が本当に、良い曲だった。久石譲は本当にすごい人だ。どうして歌詞のない音楽であんなにも切なく悲しく苦しくなるのかなあ。クラシックで こうはならない。


油屋で働いている人たちの顔が面長なのが気になる。完全なるカエルから、顔と手足がカエルのカエル人間、カエルに近い顔立ちの女たち、、、ずっと居たらみんなカエルになっちゃうの???
リンや若い人たちは割と人間らしい顔立ちをしていたから、時間が経つと変わる説はあるかもしれないな。釜爺もよく見たら人間の足を持っていた。元々みんな人間だったのでは、、、???
釜爺が持っていた四十年前の切符も気になる。

それから 働きたい人間を働かせるという謎の誓いを立ててしまった湯婆婆の過去も。
わからないことばっかりだな。


ハクが神として宿っていた川はもうなくなってしまっていて、だから名前を思い出してあの世界を抜け出せても帰る場所は無いのに、また会える?って不安げに言う千尋に 会えるよ って言って振り返らせないハクがどう考えてもかっこよくて切ない。

ハクが神だから、千尋がハクを覚えているうちは、千尋の心の中で会えるよという意味なのかな。見守っているよという意味なのかな。無象崇拝ということなのかな。手が離れるシーンが胸に焼き付いて離れない。
あ