シミステツ

スパイダーマン:スパイダーバースのシミステツのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ニューヨーク、ブルックリン。過保護な親にうんざりしているマイルス。彼の正体はスパイダーマン。蜘蛛に噛まれた時のビジュアル、視覚エフェクトがめちゃくちゃいい。1作目はコマや吹き出しが出てきたりアメコミ的。

ピーター・パーカー・スパイダーマンの死、そしてひとりの青年からスパイダーマンへ。ピーター・パーカーの糸とつながれたアクションシーン面白い。師弟関係でスキルを学んでいく過程も良い。青年の精神的成長とスパイダーマンスキルとしての成長も描かれる。

歪められた時空から日本アニメ風のキャラとか異なる次元で活躍するスパイダーマンが出てくるのが見どころ。ドクが本作だとおばさんだったりプラウラーがマイルスの叔父さんだったり。次元が違くても大切な人を救えない世界線は一緒というスパイダーマンの背負う運命。

みんなが戻るには加速器を誰か一人が残って壊さないといけない。スパイダーマンはひとりじゃない。ヒーローの抱える孤独に対するアンサーでもある。おじさんのスパイダーマンを若いスパイダーマンが救う、アツい。肩ポンをしっかり回収。

「自分を信じて跳べ」
ビルから飛び降り逆さになるシーンかっこいい。