ナガタカエラ

名探偵ピカチュウのナガタカエラのレビュー・感想・評価

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)
4.1
お話としてはバディ物のアクションあり、若干の色恋沙汰ありといった物語展開的にも無難なものだったが、初代ポケモン世代にビシバシとポケモン愛を語りかけてくる、そんな一本だった。
物語の舞台はライムシティというポケモンと人間が共生する町。消防隊員と共に活躍するゼニガメや、交通整理に勤しむカイリキー、街を行き交うポッポやウェンディ、看板には「きのみカフェ」の表記…ゲームボーイを握りしめて冒険していたあの頃の思い出が、ハリウッド映画としてスクリーンにかかってているこの幸せ!
予告でキショイと言われていた3DCGのポケモン達も絶妙なリアリティライン上で物語世界に「存在している」感覚が素晴らしい。
ああ、スクリーンでポケモンが生きている、そんな多幸感を胸にエンドロールを迎えると、、、この演出はニクい。今回の映画での冒険も、僕達の冒険と地続きなのだ。ポケモン愛は世界共通である、そう感じることができた。
涙を拭いながら「めざせポケモンマスター」を聴きながら映画館を後にした。
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