ゆんぶりっく

名探偵ピカチュウのゆんぶりっくのレビュー・感想・評価

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)
4.2
ポケモン赤、緑、アニメポケモン世代としてとても楽しめた!!!
他の方々が凡作的な評価なのが残念かつ、しかもマイナスとして書いている要素が的確過ぎて返す言葉がないレベルだが、だとしてもメチャメチャ楽しめたのは事実!

ピカチュウの声がおっさん声なのが受け付けないとか、ポケモンがいる世界でなおかつポケモンと人間が共存している街という設定で、カイリキーが交通整理していたが彼らの給与はどうなっているんだろうかとか、主人公が物語が始まるまで一匹もポケモン持っていない理由が弱いとか、ネタバレ要素も入れると様々なツッコミ要素もあるけど…あるけども!!ポケモン第一世代としては十二分に満足できる実写ポケモン映画だったんだよ!!!!

街を歩くシーンでポケモンと共にある世界が現実味ある影像として見れただけで感動。
ポケモンリーグを目指す少年という本来の設定を使わず、あえてポケモンマスターへの夢を挫折した男を主人公に据える事で、アニメやゲームに想いを馳せながらも大人になって普通に社会人しているであろう視聴者でも感情移入しやすいように出来ている。

また、父親の行方を探すというミステリー要素を入れる事で、物語としても推進力を維持できているので観ている間、退屈しなかった。
御都合主義感はあるもののそこまで気にならず。

そもそも「ポケモン映画」として見ていたので、いつも敵役って山寺宏一がわっるい顔つきで暗闇から出てきたり、話もストレートだしでハードルが元から低かったというのもあったかもだが…

まぁそれは置いといてもピカチュウの動きや表情がかわい過ぎてそれだけで大満足なんですがね?
ポケモンバトルも結構楽しめたし。





ここからは完全なるネタバレ感想






何が良かったって
ピカチュウがライアン・レイノルズであるがゆえに時折聞こえる大谷育江のピカチュウ声がどれだけ可愛いかが再認識できた事。笑

しかもピカチュウがおっさん声だったのにもしっかり理由があって、個人的には恥ずかしながら「おお!」となってしまいましたよえぇ…。

とは言え、上記の通りツッコミどころもあるし、他にもドダイトスのくだり丸ごとカットでよくない!?てのとか、渡辺謙なんにも役に立ってねぇな!!とか、敵のボスが主人公をわざわざ自分のオフィスに招き入れてからミュウツーの体を乗っ取る作業を行う意味が1ミリも無いよね!?めっちゃ本体無防備じゃん!!とか、そもそも敵の考える人類の進化とやらがマジで意味不明すぎて「ピカチュウの中にお父さんの人格入ってて息子と旅するってシナリオよくない?」という脚本ありきで無理やり結末考えた感があるような…

まぁそんなんは瑣末な事だと思えるくらいには個人的には良かった点が優ってた映画でしたとさ。
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