すごく独特の質感のポケモンたちが滑らかに動くのは見ているだけで面白い。ライムシティで人間とポケモンが3次元で共存しているシーンはとってもワクワクしました。何匹かは不気味の谷に落ちてしまっているキャラクターもいましたが、ピカチュウや初代御三家の可愛さはいい線いっていて絶妙なバランスだったと思います。コーヒー中毒なピカチュウは可愛いし、ゲンガーVSカメックスのバトルはもっと色んな技を見てみたかった。
ストーリーは中盤までは単純さとギャグの幼稚さにあまり気分がノれず、ちょっと微妙かなと思いました。ポケモンに注目したいのに物語も複雑だと大変だからしょうがないかな…と割り切ってみていましたが、後半はわりとダークな展開といくつか驚きがあってなかなか良かった。主人公がヒロインに状況説明しないからあまり協力できてなかったり、ラスボスの本体が無防備すぎたりとひっかかるところは何点かありますが、ポケモン映画にそんな細かいことを求めるほうがナンセンスといってしまえば確かにそうかも。まさかのピカチュウの中の人がちょっとだけ出てきたのは嬉しかった。そしてなんと言っても最高のエンディング！映画の物語関係なくちょっと涙腺にきた。もうスコア加点せざるをえない、大好きなエンディングでした。
