jonajona

15時17分、パリ行きのjonajonaのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
5.0
クリントイーストウッドがテロを描くということで気になって観に行く。
ぶっ飛んだ怪作。
長年こういう映画が見たかった。
テロを扱う映画はたくさんある。アクション映画でもよくテロリストが出てくるし、社会派でも最近だとマラソン大会中爆弾テロが発生する『パトリオットデイ』もあった。
でもこの映画はどれとも違う。
時々飛行機に乗ってる時なんかに考えてしまう。もし今墜落したら僕の人生はここで終わりだ、今から沖縄観光に行くという僕の目的も、これまで培ってきた人生もここでぶつ切り…そんなことを考える。
だからテロや災害を本当に恐ろしく描くならそれは日常を描いた映画であるべきだと思ってた。この映画はそんなひそかな望みを聞こえてたみたいに見せてくれた。
怖さがリアルだからこそ、とっさに動ける人間の凄さが伝わる。すごい映画だと思う
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