ntm723

15時17分、パリ行きのntm723のレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
4.0
ヨーロッパの列車旅が好きやからトラウマになるんじゃないかと観るの迷ってたけど、めちゃくちゃ良かった。
タリス内でのテロをメインに描くのではなく、なぜ3人はあの時勇敢な行動がとれたのか、子供時代からの友情とか、軍人としてはあんまり優秀ではないけど、とにかく人の役に立ちたいという使命感を持って生きてきた主人公たちの半生をじっくり見せることで、あの列車に乗ったことが運命やったのかとすら思ってしまうし説得力が違う。

何より主役3人を本人たちが演じてるってことが凄い。
列車内でのシーンには実際テロの現場にいた乗客も多く出演してるらしいし、撮影も実際タリスを走らせて撮ったそう。そらリアルやわ。
イーストウッドさすがです。

とはいえやはりあのシーンはかなりショッキング。
映画では描かれてないけど、あの時乗務員が乗務員室に逃げ込んで鍵閉めたせいで乗客は死を覚悟したそう。恐ろしすぎる。
高速列車の駅にセキュリティーチェックある国少ないし、下手したら改札すらないのやっぱり怖いなぁ。新幹線でもあったけど。。
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