おっ、これはなかなか掘り出し物のインドネシアホラー。
歌手として活動していた母が病に倒れて3年。
お金も底を尽き、生活に困窮していた家族だったがその母も不審な死を遂げてしまう。
出稼ぎに行った父がいない間、子供達とおばあちゃんだけで住むことになるが、家には不可解な現象が起こり始めてしまうというお話。
中盤まではベタな内容ではあるが、レコードの演出とか耳の聴こえない弟の恐怖、〇〇の団体など随所に好奇心をそそる良い演出があって、気持ちを途切れさせない面白さがありました。
スカし方も面白かったし、しっかりした伏線からのどんでん返しもあります。
Jホラーに怖さを感じない俺は、それに近い恐怖演出の今作に怖さを感じませんでしたが、事の真相がどういう背景の上で起こっているのかとても気になったので集中力は全く途切れず鑑賞出来ました。
特に後半は驚く場面も多かったし、家族が団結する姿は良かったなぁ。
もう終わりかなと思った先のダメ押しも好き。
お友達のバイクんとこはなかなか衝撃的。
音楽がもうちょっと工夫されてたらもっと良い作品になってたと思う。
お礼も言わず勝手に家に帰っちゃったのは笑ったし、深夜に子供の誕生祝いする親なんていないよなからのあれはちゃんと伏線張ってて上手い。
あと不穏なエンディングがこれまた味がある。
