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ドラゴンボール超 ブロリーのぉゅのレビュー・感想・評価

3.8
2021年 鑑賞 21-124-4
「劇場版ドラゴンボールシリーズ」の第20弾(「ドラゴンボール超」としては第1作目)で、平成最後のドラゴンボールの映画作品。「ONE PIECE FILM Z」等の長峯達也監督。

宇宙の存亡を賭けた「力の大会」の後、更なる高みを目指し修行に取り組む悟空(声: 野沢雅子さん)とベジータ(声: 堀川りょうさん)。そんな折に、ブルマ(声: 久川綾さん)が集めていたドラゴンボール6個とドラゴンレーダーを盗んだフリーザ軍。復活したフリーザ(声: 中尾隆聖さん)が、何か悪事にドラゴンボールを利用していると考え、それを阻止すべく最後の1個のドラゴンボールがある氷の大陸へと向かう。氷の大陸で犯人を見つけた悟空たちは七つ揃ったドラゴンボールを取り戻そうとするが、そこにフリーザが率いる本隊が襲来し、悟空たちも見知らぬサイヤ人の生き残りブロリー(声: 島田敏さん)とその父親パラガス(声: 宝亀克寿さん)の姿があった...

この作品に登場する、ブロリーやゴジータは、過去の作品したキャラとは違うアプローチで、原作者の鳥山明氏がリブートしたもので、ドラゴンボールの「正史」に加える試みで、悟空・ベジータ・ブロリーの出会いから戦いまでや、フリーザ軍とサイヤ人の歴史も過去の設定を一新しているそう。

悟空(カカロット)、ベジータ、ブロリー、フリーザ、バーダック(声: 野沢雅子さん/3役の内の一つ)の過去の歴史が、私の知っているTVアニメオリジナルの歴史ではなかったが、鳥山明先生のリブート、最高だった!特にバーダックの想い、悟空との家族愛(手を合わせるシーンは胸を打った)は、正統な歴史になることが、最高に嬉しい!

フリーザの願い... もう凄い良かった!彼なりのコン●●●●●スや、考えていることが、知っているフリーザっぽくない!けど、面白い!

ブロリーの幼少期の思い出を吐露するシーンは、ブロリーの人間らしい一面。そういう設定にも、鳥山明先生の凄さを感じる。また、TVアニメの「ドラゴンボール」「Z」「超」と続く回想が所々に挿入されていて、これこそが正統な歴史とも感じる。

悟空の、ブロリーの余計な力による流れを利用した戦い方、好き。ブロリーの戦闘力の成長スピード、悟空の台詞に呼応し、反抗からの覚醒、そして、フリーザによる、強制超サイヤ人。金の髪、緑のオーラ。かっちょええ!でも、目が白目で意識が... 敵味方も関係ないっ!思いのまま暴れる。まさに野生的!

正統なるゴジータ、推参!かっちょええ!名前で... 性格もゴテンクスっぽい。

SSブルーゴジータ vs SSグリーンオーラブロリーの異次元バトル!そうそう、この映像、この色彩、この音。堪らないっ!!!
そして、あの青い “かめはめ波” ...

ブロリーの良き理解者には、パラガスではなく、チライ (声:水樹奈々さん)とレモ(声:杉田智和さん)だね!神龍の下りや、“あの” 指のサインとか。
「君の名は。」じゃないが、最後のシーンは、堪らない、震える終わり方!鳥山明先生のお仕事は、斜め上以上の上で、「サンキュー」って、鳥山明先生に伝えたいっ!令和初のDBの劇場版を待っています。

前作 、TVアニメ「ドラゴンボール超」まで出演していた鶴ひろみさんが、2017年に突然の訃報のため、本作から久川綾がブルマ役を務めている。これからも期待してます!

余談:2年ほど前、仮面ライダーHGFを劇場に観に行った際、その前にこの作品の上映していて、待ち時間の時に、クライマックスの悟空たち vs ブロリーの戦闘シーンの音が漏れていたことを思い出した。
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