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愛の嵐 ノーカット完全版のtheocatsのレビュー・感想・評価

愛の嵐 ノーカット完全版(1994年製作の映画)
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元ナチ看守とユダヤ囚人娘の逃れようなき

堕落的性倒錯を描いた耐え難いダラダラ映画。

序盤は一般的なナチ残党狩りの告発もの、からの証人が命を狙われるスリルサスペンスになるのだろうと予想したが、途中からどうも雲行きがおかしくなりだらしないC級ポルノのような変てこな展開に???
そこからがダラダラ感が半端ではなく、知性刺激もないもんだから1.7倍速でも前頭葉血流不足で昏倒しかかる。
悪いことにポルノ的とはいってもC級レベルなので下半身の刺激ももたらされないという完全なる全身生殺し状態。

ナチス残党グループの身内始末経過も緊迫感が全然なく、それでもどうにかラストでダラダラ劇の決着が着いた時はホッとしてしまったわい。
なんかラストの絵はゴダール的香りがしたような気がしたが多分幻覚だろう。笑

序盤中盤の元ナチと囚人娘の性的倒錯へ至る経過には2点、その後の中途半端なだらしない低レベルポルノ描写としょーもない結末にはマイナス4点
差し引きマイナス二つ星

1974年当時は女性監督作品ということもありセンセーショナルだったのだろうが現代的観点だとつらいね。

追記:上を投稿後にウィキの映画製作背景を読んだら非常に興味深い内容。
なるほどね、ドイツよりオーストリアの方がナチスカラーが色濃く残っており、その表れが現代オーストリアにおける極右政党の躍進だったんだね。勉強になりましたよ。
032103
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