ハレルヤ

オンネリとアンネリのおうちのハレルヤのレビュー・感想・評価

3.8
フィンランドの国民的な人気児童文学「オンネリとアンネリ」シリーズの映画化1作目。親友同士の2人が突然家を持つことになり、一緒に住み出してから巻き起こる騒動を描いた物語。

9人兄弟で自分の存在も親に忘れられる状態のオンネリと、両親が離婚していてお互いの家を行き来する生活のアンネリ。幼馴染みで仲良しのお互いが一番の存在。

ある日偶然にも空き家の前で「正直者にあげます」と書かれたお金の入った封筒を拾った事で、そのまま家を買い取る事に。個性豊かな近所さんたちとの交流しながら楽しく過ごしていたら、お隣さんに泥棒が入った事で騒動になっていきます。

全編可愛らしさと温もりのある雰囲気に包まれて、癒しの効果も抜群。北欧の映画と言えば寒々しいイメージばかりでしたが、そのイメージを一気に覆すような和やかなファンタジーらしさがありました。

普通に考えたらあり得ない事だらけの映画ですが、オンネリとアンネリの微笑ましいやり取りを見ている間はそんな事を一切気にさせません。

ハッピーエンドのお手本的な終わり方でしたし、疲れた時に見ると一気に回復出来そうな感じでしたね。また残りの2作も是非機会を見つけて鑑賞したいと思います。
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