ジグソウボーン

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイのジグソウボーンのレビュー・感想・評価

3.8
監督も変わり、前作と全く違った映画になっていたが、正直私はこっちの方が好きだし、前作よりも劇場で観る意味が大いにあると思った

前作は麻薬カルテルが支配するメキシコの悲惨な状況やその中で揺れ動く主人公を、ゆっくりと静かに描いていた印象だったが、本作は緊張が解ける暇が無い程、最初から最後まで激しく動き続ける
だから退屈できる暇なんて与えてくれない

そして大物2人
これがもう渋い、渋すぎる
これこそ男が惚れる男

言ってしまえば本作はメッセージ性なんか捨てちゃって、とにかくこの二人の漢の魅力を思う存分観せてやろうとしている作品
前作が好きだったのに本作は合わなかったという人は間違いなく出てくる ベクトルが違うから

でもこのオッサン達のカッコよさ、ド迫力の戦闘シーン、息つく暇もないほどのテンポの速さを思う存分楽しんだ私は本作の方が好きになってしまった
あの重低音の音楽が流れる度に鳥肌が立つ

前作を観てないから観に行かないという方、大丈夫です あらすじ読めば分かるくらい話は分かりやすいです
前作のキャラは好きだったけど、スローテンポな部分で合わなかった方、そんな方こそ観に行くべきです

全く知らない方も予告編の ハンドガンの高橋名人並みの連射 を観て惚れた場合は、いますぐ劇場へ


最初から最後まで興奮がさめやらない漢の作品でした
続編までアディオスなんて...待ちきれねぇぜ