FREDDY

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジョナサン・レヴィン監督がシャーリーズ・セロンとセス・ローゲンの共演で制作したラブ・コメディである本作は、敵対するメディア王のパーカー・ウェンブリーに自身が勤務する職場を買収されたことに憤りを感じ、頑固な性格から勢いで自ら辞職することを決意し無職となったブルックリンの記者フレッド・フラスキーが、親友のランスに連れられ自然保護団体のチャリティー・パーティーに参加したところ再会を果たした、幼馴染でかつては自身のベビーシッターでもあった、映画界への進出を考えるチャンバース大統領が再選を目指さない意向を示した事から"初の女性大統領"を目指すべく大統領選に挑むこととなった、才色兼備の国務長官シャーロット・フィールドから依頼を受け、大統領選への出馬表明の足掛かりとなるある"目的"を達成するためのスピーチ原稿を執筆するスピーチライターとして雇われたことを機にシャーロットと急接近するも、2人の恋路に立ちはだかった様々な困難と対峙していく様が描かれた作品となっているのだが、本作は気軽に楽しめる作品であることに間違いはないですね。シャーリーズ・セロンが演じるシャーロット・フィールド国務長官とセス・ローゲンが演じるジャーナリストのフレッド・フラスキーが織り成す恋愛模様はやはり、次期大統領候補の国務長官と辞職し無職となったジャーナリストという不釣り合いな関係でありながら幼馴染でもあるという設定はとても面白いと思わされましたし、2人のキャラクター性もユニークで薬物や下ネタなどを織り交ぜたコメディもまた少々お下品ではあるが"国務長官"という肩書とのギャップもあって単純に最後まで楽しめた。そしてそんな2人をサポートするスタッフや友人もそれぞれに個性的で良かったですし、劇中の台詞やシーンに小ネタとして様々な映画などが登場する点も個人的には印象的。邦題のサブタイトルの通りありえない恋愛が映し出されるが本作はオススメできる一作ですね。面白かった。
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