べに

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋のべにのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アメリカの、というか海外のラブコメって下ネタとか汚い言葉多いところが好きじゃないんだけど、これはまぁ許容範囲、というか作品としての楽しさのが勝ってたかな。

私達一人ひとりでさえ家族や友達とも意見が異なるのだから、自分の思想と100%意見が合致する政治家なんているわけないのは大前提だし、
その上で、政治家だってあっちを立てればあっちが立たずという中で一生懸命、精一杯やってるんだと思う。

だから彼女だって悪くはないんだけど、
その政治の駆け引きに、真っ向から&純粋に「(地球環境問題のスピーチで大衆に受ける原稿を手伝ってくれと言われて)大統領選に出る君を応援するんじゃない。少女の頃の夢を叶えようとする君を応援したいんだ」と言い切る彼。
政治家にとってはグサッとくる発言だと思うけど、この一言で彼の純真さが最後まで保ててたと思う。

それと、持つべきはやはり友達だよね。
失業した彼を元気づけようと仕事を早仕舞して飲みに連れてってくれた友達。彼がいたから、彼女と再会が出来たわけだし。
政治思想や肌の色、宗教が違っても、それと友情とは別だとハッキリ言ってくれる。

全体を通しておちゃらけてた映画だけど、皮肉だけでなく、ところどころこういういい感じの部分があったので、最後まで楽しく観れました。
べに

べに