インド映画が本国で年間どれくらい公開されるのか知らないけれど、日本で公開される作品はかなり厳選されているので良質な作品である確立が非常に高い気がする。本作もその一つ。
死期を悟った老人がガンジス川ほとりの死を迎えるためのホテルに行くお話し。インドにはホントにそんな施設があるみたいです。作品中では「解脱の家」と呼ばれています。
もちろん家族は反対しますが老人の意志が固いのでしかたなく息子が仕事を休んで付き添う事に、ところがなかなかお迎えが来ない老人。。。と言う結構ユーモアもある内容で、死を扱う作品にしては悲壮感は殆どありません。どちらかと言うと幸せに寿命を全うするハウツーモノって様相です。
思い残す事なく死を迎えられるってのは本当に幸せな事なんだろうと思います。人生半分過ぎた方は心に響くものがあるんじゃないかな？
