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ビヨンド・ザ・スピードのakrutmのレビュー・感想・評価

ビヨンド・ザ・スピード(2017年製作の映画)
3.5
一言で言うと、男性ギャング・ジジと女性レーサー・ビビの恋物語。ブリュッセルが舞台になっているので、フランス語の他にフラマン語も使われている。前半は男性ジジの視点で物語が進行し、途中から女性ビビの視点に移るという描き方は面白いが、全体的にいまひとつ盛り上がりに欠けるのが難点。最後のほうの展開はグダグダで、ビビの考え方もよくわからないし、ジジはいつまで経ってもどうしようもないの一言。

アデル・エグザルコプロスの大ファンである私としては、彼女の魅力が全然出せていない役だったのも、がっかり。レーシングスーツ姿の彼女は格好良いし、中々そそられたが、せっかく女性レーサーという色々と料理できる素材をほとんど有効に使えていない。そもそも彼女に受け身女性の役は似合わないんだよなあ。それでも、控えめな感じの彼女も素敵だし、最近は落ち着いた大人の魅力も出てきたので、彼女を見れるだけで満足です。
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