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天才作家の妻 -40年目の真実-のsaramaroのレビュー・感想・評価

3.0
今の時代だったら「女流作家」は珍しい事ではないし受賞対象にもなれる。だけどこの作品の時代、まだまだ「女性」というだけで見えない壁は存在していた。
老夫婦と呼ばれる年代になった二人に大事件「ノーベル賞受賞」の知らせ。ここから今までうまく回っていたかのように思えたものが崩れていく。何となく予想の出来る内容だけど、妻のいら立ちや夫のどこか男の自分というものを上にみているかの様な行動・発言が後半への布石として描かれていた。つくづく思うけど、今の時代に生きられてよかったと感じます。
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