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天才作家の妻 -40年目の真実-のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.6
若きジョーン(グレン・クロース)は作家として身を立てていこうという野心があったが、批評家や文壇の重鎮たちは女性作家の作品をまともに評価しない「ガラスの天井」があることに失望して、キャラクターにリアリティを与えるなどの才能に欠けているジョゼフ(ジョナサン・プライス)の共同執筆者になることで野心を満足させようとする。
だが度重なるジョゼフの浮気や自分を蔑ろにする言動に、ジョーンは怒りを募らせ、ノーベル賞のパーティーでついに怒りが爆発する。
文才で敵わない妻ジョーンへの劣等感を抱えながら依存するジョゼフ、男子主導の文壇に失望してジョゼフを文才で支えることと度重なる裏切りの間で葛藤するジョーン夫婦の葛藤と複雑な心情がサスペンスフルで、夫は妻の内助の功に感謝しながらも当たり前のように思いいつしか蔑ろにしてしまう妻は自分の内助の功を自負しながらも認めない夫に苛立ちを募らせるありふれた夫婦の葛藤の複雑な心情がサスペンスフルに描かれたサスペンス映画。
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