してちゃん

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのしてちゃんのレビュー・感想・評価

4.0
プッシーキャットが可愛かった。
動きが抜群に良い。
ヒッピーらもみんなプッシーが好き^_^

願わくば彼女はチャーリーのクソカス雑魚じみた一連の殺人計画に全く乗れずにいたポジションであって欲しい。

割と全体的にテンポが良く、話もスムーズに進んでいくので、大きな印象としてはタランティーノらしさ(といってもぼくが勝手に偏愛するデスプルーフやパルプフィクション的な質感のことですが)は薄めでした。

話の構造も無駄無くバランス良く、火炎放射器や、ヒッピーたちとの事前の交わり、2人の最後の夜、といった道具立ても自然でしたし、とても丁寧に(もちろん常に破格に丁寧だからあんなに面白いんだけど、この場合、正攻法的な丁寧さで)作っているなあと感じました。

イングロリアス同様、胸糞悪い他責転嫁型カスクズ犯罪者どもへの時代を超えたバーチャル復讐として、とても心地よかったです。痛快復讐遂行役としてのブラピの使い方、ザ・センス。

エンディングの音楽、Miss Lillie Langtry があたたかくも儚げななんとも絶妙なトーンで、めっちゃめちゃ読後感良かったです。うまいなあ。そして愛が深いなあ。