rojo

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのrojoのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前提としてあった凄惨な事件について調べた。亡くなられた方々、遺族の方々、加害者の子供、全員が安らかでいられますように。

「本当はこうなるべきだった」
シャロン・テート達が惨殺される出来事をなかったことにするとは知ってたけど、彼女と親しくなって最終的に守れることになるのかと思っていた。
全然接点ない!
し、クリフとリックがヒッピーと接点ありすぎる。リックの注意の仕方がそりゃあちょっかいかけたと思われちゃうよ!って感じではらはらした。正しいんだけども。
でも、ヒッピーと接点接点接点接点ってしないと、世界を捻じ曲げられないのかもしれない。
ラスト13分。わかる。ぐちゃぐちゃに痛めつけてころしてやりたかったよね。

ブルース・リーが、ふっかけてきたの(あれはクリフが悪いです)
あの時代のアジア人の境遇をもっとタランティーノ監督なら深堀できたやろ!と思う。
が、クリフとのトラブルを言い訳しなかったり、稽古のシーンとか良かったから、なおさら悔しい。深堀って!というか、伝わるようにして!

火炎放射器のところわかってたのに笑っちゃった。クリフはリックがこういうことする奴ってご存知?
「努力してる」でも胸がぎゅっとなった。

リックが上手くいかなくて、でも女の子の言葉で救われて涙ぐんだり、リックの物語として壮大にも見えるけど、
ハリウッドのとある日の出来事で、群像の一部なんだろうな。

シャロンが劇場で嬉しそうにしてるの見て切なくなった。
ラストの曲についての豆知識をXでみて、うるっと来ちゃうのわかる。他にも殺された方々が、歩いてカメラに入ってくるところ切ないよ。
リックもあわせて(モデルがいるみたいだけど)、最後の俯瞰風景はもう現実に存在できない人々じゃないか。

OPもっと格好いいの期待しちゃったけど、挿入歌だいたい良いですね。
rojo

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