nakaji

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのnakajiのレビュー・感想・評価

4.1
いい映画を観せてもらった
この結末はただ者ではない
え、タランティーノなの?
どうりで🙀

年配の映画好きには涙物の映画です
当時、映画と深夜放送に目覚めた頃です
名だたるスターが実名で出てくるし、懐かしい映画達
ファッション、メイクも当時を思い起こさせる
ヒッピーがウロウロして、あの勇ましいフォークソングもね
なんて曲だっけ
タランティーノと世代がかぶる特権だね

むかしむかし、ハリウッドで😽

もし、ポランスキー宅の隣人がリックダルトンだったら・・・
架空のキャラクターの仮定がもたらす不思議な物語

ブラピはやっぱりカッコイイ
年齢を重ねたあの笑顔は男でも魅了されます
デカプリオは女性に圧倒的な人気がありますね
デビュー当時の少年のイメージがあるんですが、割腹の有る中年になりました
雰囲気がジャック・ニコルソンっぽくなってきてませんか😽
序盤の西部劇のシーンは、「クィック&デッド」を思い出して懐かしかった

あれ🙀ハーレイちゃんじゃない?
マーゴット・ロビーがシャロン・テートですか
彼女の日常を追う映像は、26歳らしい女性の可愛さがでていた
事件を知っている者としては、彼女がうかばれたようで、ちょっと泣いた
タランティーノの優しさでしょう

ブルース・リーの扱いが物議をかもしだしている
カシアス・クレイ(モハメド・アリ)を楽に倒せると言ったかどうかなんてどうでもいい
許せないのは彼を笑いものした事
見せかけだけのジャッキー・チェンと違って
彼は格闘家として、数々の大会に優勝し、道場を持っていた
格闘家が役者をやっていたのであって、あの頃のハリウッドで彼に勝てる人間はそうそういなかったはずです

「グリーン・ホーネット」のカトーの立ち回りは、のろまなアメリカ人には視界にとらえることさえ出来ない異次元の速さだった
あんな、ふんわりした飛び蹴りはしない
というか、飛び蹴りはスキが大きいので真剣勝負ではまず使わない
あれは、派手にみせる映画用の技です
役者のマイク・モーも武術に精通しており、とりわけ足技中心のテコンドーを得意としている
プロレス技みたいな飛び蹴りは監督の支持だったんじゃないか?

また、ジークンドーの怪鳥音をバカにしたような笑いは、わざわざ入れないといけなかったのか
彼の他を圧するような発声を使い古した三流のお笑いに敢えて演出したタランティーノの愚行
親族の怒りをわざとあおっているようにさえみえる
「キル・ビル」をはじめ、ブルース・リーが大好きなんだと思っていたが、ただネタとしてしか見ていなかったんだという事が今回でハッキリした
ガッカリだ

タランティーノの優しさと、オタクならではの思いやりのなさ
いい所と悪いところがでましたね
でも惨劇のあとのホノボノとしたラストが全てを帳消しにしてくれました

アル・パチーノとカート・ラッセル他、多数の有名俳優が出ていました
とりたてて印象に残る演技では無かったが
この二人が出演した事に意義がある
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