tyapioka

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのtyapiokaのレビュー・感想・評価

3.4
爆発力がいまひとつ。昔のタランティーノ作品のような痺れるオープニングではなく、ゆるりと始まる。映画愛に溢れていることは伝わってきたが、映画監督が浸っている映画は性に合わない。個々の演技は面白いが調和はないイメージ。ブルース・リーも面白いけど、必要性を感じない。二人のバディ感も薄く、ヒロインもほとんど目立たない。ただ、ヒッピーの村の緊張感は前までの楽し気な場面との落差があり、よかった。ただ、ラストは小物3人を倒したところで絶大なカタルシスはない。もちろん気持ちよくはあるのだけれど、期待値は上回らなかった。史実を知っていればスッキリカタルシスになるのかも。ラスト、足を怪我するのはスタントマンとしての命を失ったように感じ、死別以上に別れを感じた。
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