ひろゆき

男と女、モントーク岬でのひろゆきのレビュー・感想・評価

男と女、モントーク岬で(2017年製作の映画)
3.7
銀幕短評(#316)

「男と女、モントーク岬で」
2017年、アイルランド、フランス、ドイツ。
1時間 46分。

総合評価 73点。

上質ではあるが、あまり実感のわかない映画だったな。妻ある中年のおとこが、むかしの彼女とニューヨークで フリンをするはなしだったから。どうして世の中は、こんなにフリンに満ちあふれているのだろう。

映画冒頭の おとこの独白がいい。 “とんでもない失敗をして後悔するか、やりたかったたことを やり残して後悔するか。いずれにせよ人生で 残された時間はすくない“ と。 そして彼は 後者を優先する。

わたしの生き方は彼にちかい。“とんでもない失敗“ は、その誤ちを再びおかさないようにと 反省し気をつければよいが、やり残したことは 二度と(というか 一度も)できない。人生は 取り替えが効かない。

わたしは じぶんが彼に似ているところがいくつかあるように思うが、むかしの彼女とはフリンをしない。とともに、それが ”やり残したこと“ だと将来後悔しないことを、切にねがう。

でもラストパートを見て思う。正直になることはいいことかもしれないと。
ひろゆき

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