きょう

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のきょうのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

はぐれ者達の家族愛。
皆が家族のために奔走する姿が胸を打つ、痛ましくも愛しい映画だった。

瀕死の重傷を負ったロケットの過去を軸に、それぞれが自身の抱えているものと向き合い成長し、再出発する。

「ありのままを否定する」ハイ・エボリューショナリーと、「ありのままを認め受け入れる」ガーディアンズの対比が美しかった。
その対比がクイルとガモーラにも反映されているのが本当に上手い構成だと思う。
ロケットも自分のルーツを受け入れて、ついに "ロケット・ラクーン" を名乗るシーンは胸熱。

ハイ・エボリューショナリーは否定したい怒りに自分が一番振り回されているのが滑稽だった。
高尚な事を述べつつ其の実、自分が支配して反抗されない世界にしたかっただけだったんだろうな。

魔改造された動物とか、容赦もなく消し飛ばされるカウンター・アースの住人とか、ガン監督の "えぐみ" も堪能できた。
ビジュアルだと肉でできた宇宙ステーションが印象的。あの黄色く浮かんでたの脂肪ですよね。。

一番ぐっと来てしまったのは、ロケットの生存を聞いて思わず目を覆ったネビュラ。本当に変わったよ…。

唯一残念だったのはせっかく原作スーツを来たのに、あのカッコいいスター・ロードのマスクが出なかったこと。
アダム・ウォーロック活躍のためにマスクは犠牲になったのだ…。
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