がらがら

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のがらがらのレビュー・感想・評価

4.5
IMAX3Dで鑑賞。 1作目からずっと面白いけど3作目もやっぱり最高。ありがとうジェームズ・ガン。

1作目から続くガーディアンズ達のチーム感が最高潮まで達しているのが嬉しい。メンバー達が仲間を心配する姿や仲間を庇う姿が沢山あって、それだけでもう泣ける、というかもはやメンバーが揃ってるだけで泣ける。

特に良かったのが、1〜2にも多分あったし他の映画でもある"おバカなキャラクターの勝手な行動によって仲間がピンチに陥る"シーン。こういうシーンって、たまたまその行動が良い結果をもたらすとか、ただのギャグとして処理されるのが定番で、自分は無神経に周囲を危険に巻き込む行動に対してイライラしてしまうことが多いんだけど、そんなシーンに対して今作は更に1歩踏み込んだ描写をしている。自分も新たな視点に気付かされたし、はみ出し者に対するガン監督の温かさを感じた。勿論ギャグシーンとしても面白い。

今回はロケットの過去が中心で想像以上に重たい過去な上に、愛くるしすぎるロケットが可哀想な目に合うところを見せられるからそれも泣けちゃう。ロケットの過去編はたっぷり堪能できるけど、ストーリーの展開上、現代パートのロケットのセリフは少な目なのがちょっと残念。いつもの毒舌が足りない。

今回は監督のど直球な社会批判メッセージが込められていて、共感したい気持ちは強いけどそれの恩恵を受けている部分も多いから難しいところ。

3Dは不要派だけど、終盤の通路でのアクションはかなり奥行きを意識したアクションになっていて3Dの楽しさをちょっと感じた。
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