Kuuta

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のKuutaのレビュー・感想・評価

3.7
普通に楽しいが私はこれからも1を延々と見ていきたい。2よりは好き。

1の息もつかせぬ畳み掛けやスースクの目に飛び込む場面のような、予想を超えた驚きに乏しく、潜入作戦を繰り返す展開が単調に思えた。特に、ロケットの過去を受けたガーディアンズ内の化学反応が見当たらないのが疑問。2に続き父と対峙する話で、ズートピアを謳う企業に不完全な動物たちが革命を起こす流れは明快なのだが、ロケットの回想とピーターらの奮闘が絡んでこない。「ひらめき」が個性を輝かせ、新生ガーディアンズの中心にロケットが覚醒するものだと思っていたので…。1はピーターを軸にそこまでやっていたはず。

ドラックスにある才能が、とセリフにしたところでモヤモヤ。マンティスやネビュラがデカい声を出す天丼感、ネビュラはガーディアンズに馴染んでて良いし、ウィル・ポールターもずっと良かった。回転歩道など2001年オマージュが随所に。オルゴスコープ社のシーンはミクロの決死圏みたいで楽しい。
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