やや

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のややのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

オープニングから暗く重苦しい雰囲気。
ここから一転するかと思いきやいつもの軽快なオープニングは…どこ…?

ロケットの過去に触れる話で、全体的にシリアスで観ていてつらいシーンも多かった。キャラの表情も重ため。
コメディも確かにあるし面白いのだけど、1.2とは違ったシリアスなテーマ的にどうしても心からは笑いきれず…
でも青いボタンは青いスーツに繋げてあげて。笑

グルートが銃をたくさん持ってクイルと背中合わせに戦うシーンカッコよすぎ、ロケットの「もう逃げるのはやめた」からの全員での戦闘シーンはさらにカッコよすぎた!
アクションにそこまで興味のない私でも、敵の腹にあいた穴をカメラが通っていった時はウォー!そこ通るんですかー!?と心踊った。笑

自分の過去と向き合って「ロケット・ラクーンだ」と名乗るのアツすぎる。
クイルが宇宙に残されそうになった時、手元が映ったからお母さんの話に繋がってガモーラ来てくれるかなってちょっと思ってしまったけど…アダムかーい!ってずっこけちゃった。笑
2の最後に意味深に産まれたアダムは結局いったいなんだったんだろう、かわいいけど。かわいいけど。

1では『最強ミックスvol2』に繋がり、2では300曲入ったMP3プレイヤー(みたいなもの)に繋がり終わったのに、今回は続くものがなく最後のプレイリストを再生されたことで「ああ、この作品はこれで終わりなのかな」と実感して寂しくなった。
「これがお気に入り」と1のオープニングで流れた曲が再生されたのは最高。

ただ、ラストにはどうしても心がついていかず。
クイルもガモーラもロケットもみんなも家族はあのメンバー(+@)のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーであってほしかった。
ガーディアンズでは見せてくれなかったガモーラの満面の笑顔が、悲しくてしょうがなかった。
理由があって仕方ないならクイルとガモーラがいま恋人同士にまではならなくてもいい、でもベタでも1の繰り返しでもいいから「これからもガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの冒険は続いていく」と大団円な雰囲気で気持ちよく終わってほしかった…。
この展開はこの展開でそれぞれは幸せになるのかもしれないし素晴らしいものなのだと思うけど…求めていたものと違って心がついていかなくてとてもつらい…

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは帰ってくるって文字が出ないのも寂しくて寂しくて。

それでもやはり良い作品だった!楽しかったしカッコよかった。
『スターロードは帰ってくる』とのことだし、未来でまた別の幸せを見つけたクイルの笑顔が観れたら嬉しいな。
やや

やや