一般的にはウケのいい作品だろうなと思ったものの、私には合わなかったです。
ジェームズ•ガン成分が足りなかった！
見てなくてもいいシーン（直前のシーンとか物語全体の流れとかによって観客の心に生じた感情が、観客の心の中にじゅうぶんに広がるのを待つための、余白として消費されるシーンというか時間帯。うまく説明できんけど、なんかそういうのあるじゃん？小説とかにも）が多くて退屈でした。ジェームズ•ガン監督の作品としては珍しいような。
笑いのキレも他作品よりよくなかったし、実はあんま本作と関わってなかったのかな、ガン監督。いろいろあった時期だもんな。なんてことを考えてみたり。
ほぼ同時期のスーサイドスクワットと比べると、まるで別の監督の作品みたいに思えたんですよね…気のせいかもしれませんが！
ジェームズ•ガンの作品て、もうちょい下世話というか善悪にフラットで、また、感覚に直接訴えかけてくる感じじゃなかったっけ？
本作は、とてもクリーンな今風の世界。そして観念的というか、頭の中でひねくり回してる感じがしたけど…。
