D

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のDのレビュー・感想・評価

4.7
ガーディアンズやっぱり最高だなぁ。
それぞれが過去に大きすぎる孤独の心残りを抱えている。そのまま独りでいてしまっては、到底抱えきれないほどの。
それらをお互いに分け合いながら、お互いにお互いの心残りの角っこを支え合うことで、自分たちの心の銀河を護り抜くガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー。

いつだって、どんな仕方でだって、やり直せる。劇的でも、陳腐でも、少しずつでもいい。みんな世界で一番美しい顔をしている。いつか終わりが来るから、良いことも続きはしない。さよならを言う代わりにそんなことを伝えたい。
フレーミングリップスの大名曲のそんな歌詞が、暗く壮大な過去を払拭する物語に、生暖かい生命の橙色を与えていたと思う。

喜びを爆発させるのは、青く美しく、ずっと続く空の下じゃなくてもいい。真っ暗で窮屈な空の下でだって、永遠じゃない人生の中でだって、幸せに泣かされていい。その時のあなたの顔は、ずっと続くものではないけれど、世界で一番美しい。さよならを言う前だから見せられる世界一の顔。

音楽相変わらずよかった。劇中歌も、音楽ネタの数々も。監督は音楽によってみんなが幸せになると本気で思ってそう。俺もその信念を共有する。カーペンターズ大好きコスモ、ブリトニーとコーンを愛するというめちゃくちゃ最高な趣味した孤児のガーディアン。みんなで聴くCome and Get Your Love。
俺もエイドリアンブリュー大好きだよアダム。KCの時も、ソロの時も。トーキングヘッズにも言及してくれて良かったのに…笑。
D

D