hajime363

焼肉ドラゴンのhajime363のレビュー・感想・評価

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)
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個人的に苦手な要素が多く、没入感が薄かったです。

好きなところ
彩度の高さも相まって、1枚の絵画のような素晴らしいカットがいくつかあった。屋根の上から街を見渡すシーン、親子で河川敷を歩く頭上を飛ぶ飛行機、役人との一悶着の後に寄り添う夫婦の後ろ姿など。

苦手なところ
舞台がセットメインであることに起因するカメラワーク、原作がある映画特有の不自然にテンポが良い台詞回し、作り物がして入り込めないです…朝ドラ感…
※朝ドラは嫌いじゃない

設定、背景上、致し方ないですが登場人物の思慮が浅く感情的です。それらに対して“嫌いだけど、憎めない”とか“かけがえのない瞬間こそ人生の本質”的なテーマと解釈しました。普遍的ではあるけれど、新規性は無く、現代においては共感しづらい印象です。

そんなこんなで、
「なんで大きい声出すの?大きい声出したって解決しないよ?」的なテンションで終始一歩引いてしまいました。
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