海老川

クリード 炎の宿敵の海老川のレビュー・感想・評価

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)
3.8
ついに踏めたロッキーステップ最終段(2019年2月現在)

前作が問答無用で燃え滾る傑作だったのでシリーズものの運命という若干の不安はあったが、見事に吹き飛ばしてくれました。何よりロッキー・クリードを劇場で観たのが初めてだったのでそこも感慨深かったな。パンチ音こんなエグかったんや。

やっぱりそれぞれの親子モノで、なかでもドラゴだろうなあ。どっちの目線で見ればいいか分かんなくなって感情が締め付けられる。
そしてその上での、いっろんな葛藤を越えたイワンの解。まさかこのシリーズであれだけ予想を裏切られる展開があるとは思わなくて声が出そうになるくらいの最高の答えだったと思う。
ロッキー4の最後で自分のためだけに闘うと吐露したシーンが思い出されてさらに劇的。テーマ曲も最高の高。

それを見るロッキー、最後の背中の画の秀逸さ。タイトルはクリードで2作目まで来たけど、本作が本当のロッキーファイナルな気がする。

このシリーズ、5を抜きにして一定以上の評価叩き出してて偉大すぎる。一生この映画に囚われてしまった。クラバー、そろそろ身体つくっといてくれよな。
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