いぐあな

I am Sam アイ・アム・サムのいぐあなのレビュー・感想・評価

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)
4.2
公開時に観賞後、久しぶりの視聴。
知的障害のあるサムと売春婦の間に誕生したルーシー。
公開当時は、赤ん坊を懸命に育てるサムとルーシーの親子愛に涙した記憶があったが、
今見るとまた違うものを感じ、感動を覚えた。
ビートルズ愛。

全編を通して感じたこと。
基本的に誰もサムを馬鹿にしていない。
(子供や一部のガヤをのぞく)
知能指数や生活能力など、事実を事実として突き詰めるが、
知的障害者ということで偏った偏見を押し付けられることはなく、
ほとんどの人がサムはサムとして、受け入れている。
その上で、どうやったらリタが幸せになれるのか、全員が真剣に考えている。
サムも友達たちもアーニーもスタバの店長も検事も養母夫妻も、いつの間にかリタも。
もちろんそれぞれの考えに偏りはあるが、人として馬鹿にはしていない。

これって、ものすごくすごいこと。

これがアメリカなのか。
日本だったらそもそもこんな裁判成立するのか。
出来たとして、こんな形で議論できるのか。
視点が違いすぎる。
もちろん理想的な姿であり現実的でないかもしれないけど、
この話をこういう価値観で描ける土台があるその文化に感服。

ルーシーがめっっっちゃ可愛い。
目がくりくりきらきらしてて、肌がもちもちで、髪がくるりんとしてて、天使のよう。
ああ可愛い。
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