アリスinムビチケ図鑑

イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語のアリスinムビチケ図鑑のレビュー・感想・評価

2.2
"音楽映画=エモーショナル"
と言う勝手なイメージで観て自分には響か無かった作品でした😦💧
(ファンの方ゴメンなさい💦)

"ザ・スミス"と言うバンド名は耳にした程度にしか知らないので、
ファンの方とは響き方が違うのは当然なんだよね〜と理解はしつつも、
私的には共感するシーンがあまり見つからず残念な結果に😅🌀


芸術家や音楽家、作家など、
感性で物事を捉えたり創作を生業にしている人には少なからずいるタイプだと思うんですけど、
世の中に何処か溶け込めず浮き上がってしまい、
常に不満と生き難さを感じて悶々とした気持ちを抱えて暮らす人。

この映画を観るに、
スティーブン(モリッシー)は才能が弾ける迄の間、
正にそんな風に燻っていたみたいです。

音楽に関しては、きっと独特の感性と拘りが人よりも鋭く強かったんでしょうね。

色々なバンドの批判投稿もしていた様ですし、曲についても好みがはっきりとしていたみたいでした。

どの様な性格で、どんな風に出会いや別れ、挫折感を味わって乗り越えたのかは描かれていましたが、
あまり抑揚が感じられないのと、
煮え切らないその時期の性格が個人的には刺さらず、共感を持てませんでした😅


曲を作る時に軽くギターと合わせて鼻歌でも良いから口ずさむとか、
歌や演奏をもっと差し込んでくれたら響き方も違った様な気がして、そこが残念でした。

結局1回だけしか歌うシーンは無くて、
そのフラストレーションが溜まっていたからか、
折角のその歌でさえ感じる事が出来ませんでした😅


登場人物の中では、
パンクな美大生のリンダが、いつも自分を持っていて、
言葉に嘘偽りが無く、程良い優しさがあって好きでした😄


多分、賛否両論、作風に好みかそうで無いかが分かれそうなこの作品。

私は残念ながらハマれませんでしたが、
実際の曲を探して聴いて、ザ・スミス の良さを味わってみたいと思いました。