広大な牧草地帯を舞台に、青年同士の恋愛模様を描いた作品で、英国版『ブロークバック・マウンテン』とも言われている映画。
とりあえず、気付いたらめっちゃ泣いてた。
主人公に対して、序盤はあまり好感度が高くなかったんだけど、最後らへんは彼のどうしようもない不器用さや、素直な気持ちが伝わってきて、最終的には何故かめちゃくちゃ泣いてたという…。
そして、この主人公の親父も負けず劣らず不器用。でもだからこそ、終盤のシンプルな台詞に重みがあって、涙腺が崩壊してしまう要因の1つになった。
あと、単純にゲオルゲのキャラクターに非の打ち所がなさすぎて好きにならざるを得ない。
動物には優しいし、手先は器用だし、倫理観もまともだし、そんでもってプラスアルファで過去に何か抱えてそうなのも含めて、冷静に考えれば「こいつ2次元かよ」ってなるぐらい主人公の運命の相手としては都合が良い。
でも、不思議と観賞中はそんなこと気にならないくらい入り込めたし、今となっては映画なんだから少しぐらい都合がよくてもいいよねっていう気分。
