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バイスのliamのレビュー・感想・評価

バイス(2018年製作の映画)
3.4

監督は「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のアダム・マッケイ。主演は「モーグリ:ジャングルの伝説」のクリスチャン・ベール。出演は「ジャスティス・リーグ」のエイミー・アダムス、「ビューティフル・ボーイ」のスティーヴ ・カレル、「ブルーイグアナ 500万ポンドの獲物」のサム・ロックウェルなど。

1960年代半ば、酒癖の悪い電気工ディック・チェイニー(クリスチャン・ベイル)は、恋人のリン(エイミー・アダムス)に激怒され、彼女を失望させないことを誓う。その後、下院議員のドナルド・ラムズフェルド(スティーヴ・カレル)のもとで働きながら政治のイロハを学んだチェイニーは、権力の中に自分の居場所を見いだす。そして頭角を現し大統領首席補佐官、国防長官になったチェイニーは、ジョージ・W・ブッシュ(サム・ロックウェル)政権で副大統領に就任する。

アメリカの元副大統領であるチェイニーを題材した映画。
まだご存命の人物をよくこんな描き方にできたなとまず感心した。
またブラックコメディの作品になっていて、笑えるんだけど笑ってはいけないような中身になっている。

チェイニーについては謎が多いため、この作品については大分脚色している事を意識しなければならい。ただ事実に基づいている作品のため、こんな事があったのかなと想像して観ると非常に面白い。

チェイニーがいかに副大統領になったかと、それから何をしたかが重点的に描かれている。
それまでの部分も描かれてはいるものの、それはトントン拍子で進むのでそこは観やすいところ。

ただ色々展開が早いので、全体的にサッパリとして本当の主題がなんなのか分かりにくいように感じた。

権力を握った男を描いた作品。
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