テレビでよく見かけたチェイニー副大統領。
パウエル長官の次になぜかよく覚えていた。
彼のしたことは歴史という観点(未来から過去を評価した場合)では間違っていたけれど、
あの時(9.11直後)のアメリカからすると本当に間違っていたとは言い切れ無さがあると感じた映画だった。
無口で得体の知れない怪物のような男・ディック・チェイニー。
でも家庭では妻を愛し、子供達を愛し、彼なりにアメリカも愛し殉教した結果のようにも思う。
ブラックユーモアを超える漆黒のユーモア。
政治や法律、権力に興味がある人はとても楽しめるのではないだろうか。
あと実在の人物たちにかなりそっくりなキャストたち(ボヘミアンラプソディー級!)も見もの!
(クリスチャン・ベールのクズ男って本当にクズに見えるのなんでかしら)
狂言回しとして現れる男性は佐藤二朗そっくりなので、ぜひじっくり見てほしい。
そしてエンドロールで保守だけでなくリベラルもバランスよく馬鹿にしてるのが最高に良い映画だと思った。
I do not apologize‼︎
ディック・チェイニーの怒号が響き渡る。