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生きてるだけで、愛。のnamのレビュー・感想・評価

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)
3.9
「鬱な女性を演じる趣里さんの圧巻な演技!」

関根光才監督の初の長編映画。CMディレクターとしては業界でもトップなお方で、圧倒的なセンスで海外の広告賞も多数受賞している方なので一度その作品群を検索してご覧いただきたいですー
そのセンス溢れる画作りは今作でも発揮されてます!

作品自体は鬱な女性の日常や葛藤を描いた非常にリアリティのある作品でした。鬱ではないものの部分的な感情は共感できる部分はあります。ストーリーとしては題材がつ鬱なだけあり、こっちの気持ちも暗めに引っ張られる部分は多少ありました。

そしてそんな難しい役柄を演じた趣里さんはスゴい女優さんだなと感じます。正直初めて観ますが今後どんどん色んな作品に出て活躍をするだろう事が期待できる演技力でした。

そして脇を固める菅田将暉さんの気怠そうで包容力のある演技、その菅田さん演じる津奈木の元カノとして出てくる仲里依紗さんのイッちゃってる演技は素晴らしかったです。

あまり大衆向けといった内容ではないので菅田さんのラブストーリーのようなものを目的で来たのか高校生男女のグループはポカンとはしてました笑

しかし監督さんや女優さん圧倒的な才能を発見する意味ではおススメです!
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