otom

父、帰るのotomのレビュー・感想・評価

父、帰る(2003年製作の映画)
4.8
パパ、還る(爆震)。初めから終わりまで自分、不器用すからで通す父。どう接して良いか分からない同士な父と兄弟の旅って事で、画面のこっち側目線だと各々の感情が良く分かる作り。高所恐怖症なOPから終盤への変化の弟、生きる術を獲得し大人へ変わりつつある兄とで、ぶきっちょながらしっかりと男親から子へ『わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい』な男子的な何かがきっちり継承された感じ。で、父、帰るで思わず出る叫びでちょっとグッとくる。交互に映し出される蒼天と雨模様とカスピ海の上辺り(多分)な田舎風景とでなかなか良いロシアン。
otom

otom