hajime363

愛しのアイリーンのhajime363のレビュー・感想・評価

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)
-
原作読まなきゃ!!!

新井英樹先生の作品はもちろん大好きなのですが「愛しのアイリーン」だけ食わず嫌いしてました。
(たぶん、「ひな」の“おじさん好みのちょいぽちゃ”が当時の自分にはハマらなくて、アイリーンからもそんな気配を感じて避けてた疑惑。我ながらしょうもない。)


「う゛ぅお゛ぉむ゛ぁぁんく゛ぅぉぉ」

なんかバイオテロみたいになっちゃった

気を取り直して、せーの!

「ぅおま゛んく゛ぉぉぉ」

このくらいかな?
(原作漫画で答え合わせが楽しみだぞ!)


生殖行為に伴う快楽と、それら行為の持つ社会的位置付け。
そして、生殖行為本来の役割である子孫を残すということ(間引きまで含めた種の存続)。

上記の事柄に関する価値観を登場人物の視点から複数対比し、事実的な矛盾と観客が覚える直感的な違和感が超絶エモーショナルで最高な演技と演出で滑稽に描かれていた、と思いました。

アイリーンの価値観は大きくは揺らがず、完成された人物的な扱いで帰着点としても肯定的に描かれていたように見受けられる。
ただ、個人的には無垢がベターかというとそうでも無い気がするので、私は吉岡愛子さんを本気で好きなっちゃう人間です。
hajime363

hajime363